今回は岐阜から、ナチュラルランを実践する西川さんと師匠、高田さんにお越しいただき、
その魅力について語って頂くとともに、ナチュラルラン体験会を実施しました。
ナチュラルランとか裸足ランはBorn to Runがベストセラーになった頃から、
非常に人気が出てきた分野です。
まずモンタニアさんで講義、その後は松葉公園に移動して体験会、
湖西連峰までjogして松明峠で野宿、石巻山までtrail runして下山、豊橋駅までjogという流れ。
2日間、長い時間でしたが、今までとは違った考え方の走りに触れられる
非常に貴重な機会でした。その上ワラーチのお土産まで頂いてしまいました。
講義
足のアーチを維持できる、不自然な着地ができなくなる、着地ダメージが減る、
足指で地面をつかめるようになる、正しいフォームになり長距離のタイムが伸びる、e.t.c.
諸々のメリットがあるようですが、そんな些細なことよりもお二人が
ナチュラルランに込める思いに惹かれました。
要約すると、以下のような内容。
かつて修行僧は足袋のみで、回峰行を行っていました。
そこには地球、神様を傷つけてはいけないという気持ちがありました。またかの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチも「足は人間工学上、最大の傑作であり、そしてまた最高の芸術である」と言っています。
物、お金、タイムや順位、そうした都会のモノとは一線を画したところにナチュラルランの真髄があるのではないか、と。
自然と身体が一体になって気持ち良く走ること、そしてそれに感謝すること、そうしたものがナチュラルランの目指すところではないのでしょうか。
ワラーチ&その他 初体験
めちゃくちゃ盛り上がりました。
これら全て高田さんの手作りです。
高田さん、売れますよ!!と言った時に、お金で何かを評価するのは
自分が考えているナチュラルランの精神とは違った方向です、とたしなめられました。
左上が足半(あしなか)サンダル。
昔、飛脚が履いていたり、上野の西郷さんが履いていたりする、由緒正しき履物。
前足部のみに下敷きがあることになんとなく違和感を覚えました。
右上が足袋。上の部分を切り取ってあります。足底、縫い付けなどは日本製が優れています。
なんか蒸れる気がしました。
その他が流行りのワラーチ。
想像以上の履き心地、走り心地の良さに驚きでした。
翌日のtrailもこれで走りました。
野宿 & Trail run
せっかくなので裸足ランで二川まで。
ところどころ小石が散在している箇所では僕たちは痛みに悲鳴をあげましたが、
西川さん、高田さんは何もないかのように飄々とすごいペースで走っておられました。
「人生で味わった痛みの数の違いです」と、高田さんはおっしゃっておられました。
湖西連峰、松明峠で真夜中の乾杯、野宿。風が気持ち良かったです。
翌日、石巻山まで、みんなで自然を感じながらゆっくりjogしました。
自分にとってのナチュラルランとは
今回は講師たっての希望で無料で開催されました。
ワラーチや足半サンダルもプレゼントして頂きました。
またmontaniaさんからも無料で会場をお貸し頂けました。
一切お金がかけられていないイベントに心の底からワクワクしました。
昔、野外活動や隣町への冒険に心躍ったのと同じような
心踊るイベントだったと個人的には思っています。
そうした気持ち良さに素直に向き合うことが、
西川さん、高田さんが伝えようとしてくれた”ナチュラルラン”なのかな、と感じています。
楽しい時間を共有してくださった参加者の皆様、講師のお二人、montaniaの方々。
ありがとうございました。
これを見て、野宿ランに行きたくなった方、ワラーチを試してみたくなった方、
ぜひご連絡ください。
次回、講座は「ランナーのためのヨガ」で調整中です。お楽しみに。
では。